皆さんお久しぶりです、坂田です。約1年ぶりの記事更新になってしまい、記事のアップロード方法が全くわからなくなっています。社内メンバー、どなたかSTUDIOのCMSについて色々と教えてください。さて、本題です。昨今話題の「ChatGPT」。ホワイトカラーの仕事が激変するぐらいの影響力を持っており、我々の仕事にも少なからず影響が出てくると個人的に思っております。そのような中、今回はクライアント先から頂いた質問をChatGPTにそのまま投げてみました。クライアント情報、質問は以下の通りです。-----------------------------------------------------【クライアント情報】・100名程の製造業の現場管理者・組織上の役割として現場管理と人事評価者としての評価業務を担っている・部下は3名。その内1名の評価に悩んでいる・その1名の部下は仕事は卒なくこなすが、如何せん「自己評価」が高い・その部下に対する評価査定やフィードバック方法に管理者は悩んでいる【クライアントからの質問】「自己評価が高い部下に対しての対処法を教えてください」-----------------------------------------------------ChatGPTの説明や使い方等については割愛します。どのような結果になるのか楽しみです。では参りましょう。まずは条件指示を出してみるまずは条件指示を出してみます。条件指示を出す際のポイントとしては以下を意識しました。「誰」を明確にする = 「プロの人事コンサルタント」を指示「場面」を明確にする = 抽象度が高いが「人事評価」についての相談で一旦指示「目的」を明確にする = 「人事評価の悩みを取り除く」ことを指示「進め方」を明確にする = 「1つずつ質問を投げかける」ことを指示条件指示の出し方はtwitterやググって学びました。ですが、正直正しく答えてくれるのか不安です。その不安をよそにChatGPTからは以下返答が。なんて心強い言葉...私自身コンサル先でもここまで力強い発言をしたことは今までありませんでした。ChatGPT先生流石です。では遠慮することなく悩みをぶつけていきたいと思います。悩みを具体的に質問する早速質問していきます。具体的に聞いてくれています。有り難い。さあ、この悩みにChatGPTはどう答えてくれるのでしょうか。おお...おおお!凄い...悩みの焦点を「上司と部下の評価基準や期待値のズレ」と特定しつつ、更に具体的な課題について掘り下げる質問を5つも用意してくれています。脳みそがかなり活性化された質問です。クライアントの管理職を想定し、5つの質問に回答してみました。5つ全ての回答に対してアドバイスをくれています。本当に凄い。今回の場合、要は「上司が部下についてよく知らないまま評価している」ことが問題であり、「部下の仕事への価値観や仕事内容についてより上司が把握した上で評価すること」がポイントだと私自身感じておりました。そしてChatGPT先生もそのピントに合わせた回答をくれています。しかも網羅的に、具体的に。はい、目的は達成されました。ChatGPTを使って感じたこと使ってみての感想を少しばかり述べたいと思います。網羅的に質問を行うスキルが高い今回使ってみて感動した点の1つとして、上記質問のように「網羅的に問題を把握する質問力」は率直に素晴らしいと感じました。どうしても人間の場合、当たりの仮説を1つや2つ立てて、その仮説が外れれば次!のような思考プロセスで質問を投げかける性質が強く、最初から網羅性を意識した質問を投げかけることが出来るビジネスパーソンは一握りだと感じています。「悩みに対して網羅的に質問をして欲しい」「偏った視点の内省でなく、多面視点から内省を行いたい」上記のような要望にはChatGPTを使うことは最適解かもしれないと感じました。質問の仕方次第で、ChatGPTは最高の先生になるし、最悪の先生にもなる今回の試行にあたり、何度か質問の仕方については修正を加えました。というのも、質問の仕方によってはこちらが求めている回答とはズレた回答がどうしても返ってきます。特に以下の条件が漏れてしまうと回答はズレる傾向にありました。仕事の目的を伝えていないどのような仕事をして欲しいか不明瞭具体的なシーンを伝えていない具体的な仕事の進め方を伝えていないこれ、書きながら思いましたがChatGPTに限らず上記が出来ないビジネスパーソンは山のように存在し、仕事を受ける側の成果物がズレてしまうというケースは数多く存在するなと。つまり、仕事の指示出しをきちんと出来るビジネスパーソンからすると、ChatGPTは最高の先生になるし、指示出しが出来ないビジネスパーシンからすると「全然使えねえじゃん」と最悪の先生の烙印を押されます。AIの発達はビジネスパーソンの生産性の格差をさらに広げる。そう感じた瞬間でした。